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PARTY☆NIGHT 〜白雪・ワルツ・招待状〜 (投稿者:ゴーサワさん)
桜の頃に吹く風を待ちわびている頃 一通の招待状が届いた  
             
”リボンの似合うシェフへ”        
白雪は封筒を開け 白い手紙に目を通す      
             
             
『 リボンの似合うシェフへ あなた様をお誘いしたいのですが  
お相手をして下さいますか 返事はピンク色の紙にお名前を書いて  
玄関のポストへ投函して下さい 』        
             
             
「 白雪ちゃんじゃない 夕食御願いね 」      
咲耶が自室へ戻る          
             
「 そうですの みんなの夕食ですの 」      
白雪は封筒をエプロンのポケットへ隠して台所へ向かう    
             
             
食事と後片付けを終えて 廊下の窓で夜空を見上げる千影に会う  
             
             
「 白雪ちゃん 今夜の月は少し青いんだよ 」    
千影が白雪の方へ顔を向ける        
             
「 姫には同じに見えるんですの 」      
白雪は首をかしげる          
             
             
千影は自室へ戻る そして白雪も自室へ戻る      
白雪は戸惑いながらも決心した        
             
             
「 試してみるんですの 」        
白雪がピンク色の手紙に名前を書いて玄関のポストへ投函した  
             
             
辺り一面に突風が吹き抜け 白雪をどこかへ誘う    
そこはパーティー会場の入口だった      
             
「 お待ちしてました まずはドレスを 」      
タキシードを着た兎が指を鳴らし 緑のドレスに身を包む白雪に替えた
             
「 参りましょう 白雪様のお相手のハロルドです 」    
ハロルドが白雪の手を引いてエスコートする      
             
「 ハロルド様 今宵もお美しい方をお連れしてますね 」    
タキシードを着た若い兎がハロルドにお辞儀をする    
             
「 シフォンよ また裏から入ってきたな 」      
ハロルドがため息をつく        
             
「 もうすぐワルツの曲だが 白雪様と踊って一番になれば許そう 」  
ハロルドが微笑む          
             
「 お安い御用です 」          
シフォンが白雪の手を引いてダンスフロアに連れて行く    
             
「 姫は踊りなんて できないですの 」      
白雪が慌てだす          
             
「 大丈夫 私を信じて下さい 」        
シフォンが白雪の手を握る        
             
ワルツの曲目が流れ始め皆が踊り始める      
白雪は 曲に会わず リズムについていけないが    
その失敗をシフォンが見事にアレンジする      
             
             
白雪も力が抜けリズムに合う シフォンと白雪      
二人の演技に 見とれる者 踊る事すら忘れる者さえいる  
             
             
「 今回のワルツの勝者は 白雪・シフォン ペアです 」    
司会が発表する          
             
拍手喝さいが起こる          
             
             
パーティーも終焉になりシフォンが白雪の手を取る    
             
「 もうすぐ 春の風が吹き 我々は眠ります 来年もご一緒にダンスを 」
シフォンが微笑む          
             
             
             
その時 一陣の風が吹き 辺りの景色が消え去る    
             
             
「 白雪ちゃん 今宵のパーティーは楽しめたかい 」    
千影は 白雪の帰りを待っていた        
             
             
暖かい風が二人の間を吹き抜ける      
             
             
「 姫 幸せですの 」          
白雪が千影に微笑みかける        
             
【 あ・り・が・と・う 】          
             
今吹いた風からシフォンの声が白雪には聞こえたのである  
             
             
〜終〜